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在宅ワークの憂鬱と自分を取り巻く社会

日記 コラム
日記

本格的に在宅勤務を始めて1か月以上が過ぎた。

もはや、私はこの状態に慣れてしまったのかもしれない。

正直なところ、たいした不自由がない。

あえていうなら、皿洗いをしている時間が増えたことぐらいだ。

いまは、理想なのか

私の仕事はシステムエンジニア。

システムの開発というよりは、システム運用の支援、横文字で言うならテクニカルサポートが主な業務である。

「出社しなくても仕事できるんじゃないか?」

そんなことは、とうのむかしに気づいていた。

今のような働き方を望んでいたのだ。

私は東京都内で10年以上働いている。

昨年の今頃は、東京のすぐとなり埼玉の草加のアパートに住んでいた。

妊婦の妻と当時2歳の息子、家族3人で2LDK。まあ普通に暮らすにはちょうどよかった。

それが今では私の地元である栃木に住んでいる。

無事出産して家族は4人となり、戸建ての3LDK。

引っ越したものの、勤務先は変えず栃木から都内へ通っていた。

特急列車と地下鉄に揺られて約2時間の通勤。

往復約4時間の通勤時間をどう有効活用しようかと考えていた頃が懐かしい。

在宅勤務となり、通勤時間は5秒。

リビングから現在仕事場にしている部屋まで続くL字の廊下を歩くのが、今の通勤。

子どもが泣きわめいていれば5秒で帰れる。まさに理想だ。

価値観の変化

緊急事態宣言は5/6までとなっている。

今の状況で5/6に解除されるのか疑問ではあるが、もし解除されたとして今までの生活に戻れるのだろうか。

ちょっと私は無理だと思う。

そもそも、今までの生活に戻ることを望んでいないからだ。

確かに、仕事をする上で直接会って話すことも重要だと感じている。

しかし毎日じゃなくてもいい。必要な時に必要な人と必要なコミュケーションが取れればいい。

それで仕事は成立してしまう。

通勤時間を2時間かけてでも直接会わなければいけない「価値」とは。

きっとこういうことを今まで以上に強く考えてしまうだろう。

一方で現在でも出社をしている人々は社会に大勢いる。

私が関わるシステムでも、ヘルプデスクオペレーターは情報セキュリティ等の問題で出社を余儀なくされている。

この現状は、とても歯がゆい。

社会と自分

理想の働き方なのに何かモヤモヤする。これは、社会情勢が不安定だからなのだろうか。

私はそれよりも自分自身の価値観が揺らいで不安定になっているような気がする。

こんな形で生活スタイルが一変し、心身が追いついていない感じ。

私の場合、ある意味で理想としていた方向への変化なのでモヤモヤ程度で済んでいるのかもしれない。

これがもし、体調不良やお金の心配が重なったら、ほんと耐えられないと思う。

現在、DVが問題になっているとニュースで見たが正直納得できる。

もともとストレス社会だったのに、如実に顕在化してきたのが今。

あまり悲観的になる必要もないと思うが、社会の動向は掴んでおく必要がある。

自分の周りの人たちが、何に影響され、何を思い、どんな行動をしているのか。

そこでどう自分が生きていくか、これを見定めなければならない。

先延ばしにしていた答えを、今すぐ答えろ!と言われているような時になっている。

最後に

「生活に必要なものを除き、外出は控えてください。」

政府や自治体はこのように要請している。

揚げ足を取るようだが、これまでの外出のほとんどが生活に不要なものだったのだろうか。

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